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ロックの部屋

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DIRE STRAITS

DIRE STRAITS(ダイアー・ストレイツ)『悲しきサルタン』

グループとしては特別好きでも嫌いでもないけど、曲がいいから聴いていた。私の場合これに当てはまるのが【ダイアー・ストレイツ】です。その証拠にダイアー・ストレイツのアルバムはこのデヴュー作と、1985年作の全世界で2000万枚の売り上げがあったという超メガヒット『BROTHERS IN ARMS』しか持っていないし、聴いていない。その他のアルバムは存在すら知らないし、ジャケットも思い浮かばないし、聴いてみたいと思ったこともありません。『BROTHERS IN ARMS』はたまたま「MONEY FOR NOTHING」がMTVで流れていて気に入っただけにしかすぎません。

ダイアー・ストレイツのデヴューは1978年。前年からのパンク・ムーヴメントの全盛時であったときに、「悲しきサルタン」という曲の軽くて爽やかなギターサウンドに参りました。
そのわりにはヴォーカルのマーク・ノップラーの声がボブ・ディランによく似た歌い方でどこかアメリカの南部の土臭い匂いのするロック。

この土臭いとか泥臭いというのが、私にとって随一好まないロックのジャンルで、【オールマン・ブラザーズ・バンド】とか【レーナード・スキナード】はほとんど聴いていません。男の渋さとか臭さとかが駄目みたいです。

ダイアー・ストレイツもそのあたりの雰囲気を持っているバンドで、とてもロンドン出身とは思えない感じです。

でも、「悲しきサルタン」の飾りがない、ギターそのものの音の響きが聴きとれる所と、さり気なくこれ見よがしのリフではないところが渋い。エレキギターの原点に立ち帰ったサウンド。そこが良くて新鮮でありました。

テレヴィジョンの「マーキー・ムーン」とは若干味が違うけど、どちらもロックギターの名曲ですね。


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